こんにちは、まゆこです!
「なんだか最近チームの仕事が上手くいかない」と思ったり、「このところ部下の元気が無いような気がする」なんて感じる事ありませんか?
それは、あなたの部下やチームの誰かが今までと同じ能力を発揮できなくなっているサインです。チームの誰かが仕事に対するモチベーションを下げ、やるべき事をやれない状態になってしまっている可能性があります。
このような状態はチームのリーダーにとってあまり良い状態とは言えません。そんな部下を見たら、もっと仕事へ意欲的に取り組んで欲しいと考えてしまうでしょう。
今回は、チームを率いるリーダーの為の部下のモチベーションを上げる方法10選をご紹介していきます。
こんな方におすすめ
- チームの成果が急に下がった
- リーダーの経験が無く不安
- 部下の元気が無い
- チームリーダーとしてこれでいいのか自信が無い
- 自分自身のやる気が出ない
目次
部下のモチベーションを上げる責任はリーダーにはない
結論から言えば、部下のモチベーションを上げる責任はその人本人にあります。
部下のやる気を引き出せない成長に導けないなんて、リーダー失格だと考えてしまう責任感の強い方も多いですが、本来モチベーションは自分でコントロールするものです。
そうはいっても上司からそれを求められる事や、チームがやる気がないのはリーダーの責任だという認識の会社も沢山あります。
また、少なからずリーダーを任されたあなたは部下のモチベーションアップに影響を与える存在である事は間違いありません。
チームや部下がモチベーション高く仕事をしてくれた方が良い結果にも繋がりやすいので、出来れば部下のモチベーションは上げておきたい所です。
リーダーがやるべき事
リーダーを任されたあなたは、部下の成長を促し育成をしっかりサポートしなくてはいけないと感じているかもしれません。また、そのように上司から言われている事も多いでしょう。
ですが、仕事のリーダーとして一番重要な事はその任された仕事そのものです。任された仕事に対して成果を上げる事こそが一番押さえるべきポイントだという事をしっかり理解しなければなりません。
チームリーダーとして仕事の成果を出す為に必要な事は、あなた自身が求められている成果を理解し、チームや部下にその仕事の内容を理解させる事です。
そして求められている結果やゴールの認識を、すり合わせ共有しておく必要があります。
これがチームリーダーとしてまず押さえておかなければならないポイントです。ここを忘れてしまって部下のやる気を上げる為のコミュニケーションに力を注いでしまうと、色々な面で失敗してしまいますので注意して下さい。
リーダーの押さえておく3ステップ
【1】仕事の内容に注目し理解し理解させる
【2】仕事の成果やゴールへの認識を共有する
【3】部下のモチベーションアップ
そもそもモチベーションとは?
モチベーションの種類
モチベーションは日本語に訳すと「動機」ですが、何かを決断する時、行動を起こす時の原動力となるものを指して使われる事が多いです。「やる気」や「意欲」として使われる事もあります。
また、モチベーションには内発的動機付けと外発的動機付けの二種類があります。
内発的動機付けは自分の内側からの動機付けで、自分の満足感に繋がるものを求めるために生じるやる気です。例えば、やりたい仕事だから挑戦したいとか、新しい部署が出来るので行ってみたいなどです。
外発的動機付けは自分ではなく外からの要因によって得られるやる気です。給与を得る事や成果に対する報酬などがこれにあたります。
モチベーションが下がる原因
モチベーションが下がる原因は沢山ありますが、その中でも特に多くの人が感じるものは以下の通りです。
- 仕事が面白くない・興味が持てない
- 給与が低い
- 職場の人間関係が悪い
- 達成感を感じられない
- 失敗が怖い
- 勤務時間が長い・残業が多い
- 仕事が認められない
- 疲れてやる気が出ない
部下のモチベーションを下げる要因が自分のチームにあるのなら、それを改善する事はリーダーとして必要なアクションです。
何故サポートが必要なのか
部下の皆さんは、リーダーであるあなたのように経験を積んできているわけではありません。
あなたにとって当たり前に出来る事が、部下にとっては未知のものであったり理解出来ないものであったりします。
それを理解出来るように説明しサポートする事で、部下の皆さんは仕事へ積極的に取り組めるようになります。
部下のモチベーションアップ
①与えられた仕事を理解できているかをサポートする
今、自分がやるべき仕事内容を明確に理解出来ていない人は案外沢山います。リーダーからすれば、部下は理解しているだろうと思っていても、部下自身に聞くと内容を説明出来ないという事はよくあります。
リーダーの皆さんは「いや、説明したよね。」と思われる事でしょう。けれど、リーダーの経験値でする説明が必ずしも部下の理解出来る説明では無いという事を、皆さんは分かっておかなければなりません。
部下はとりあえず「はい!」と返事をするものです。理解できていないのに嘘をついているわけではなく、その時はわかったような気持ちになってしまっているのです。
どうやってやるのか、いつまでにやるのか、誰とやるのか、何を使うのかなど本当に理解しているかを確認し分かっていない部分をサポートしてあげる必要があります。
ココがポイント
- 自分の経験値での説明が必ずしも部下の理解出来る説明ではないと知っておきましょう
- 部下が仕事の内容を本当に理解しているか確認しましょう
②期待や役割を明確に伝える
部下が仕事内容を理解出来たら、次は与えられた役割と期待を明確にしましょう。
リーダーのあなたが期待を明確に伝えてあげることは、今後部下が自発的に仕事を進める為の重要な要素になります。こうあってほしい、こんな成果を出してほしい、あなたのこんな部分を評価しているという事をしっかり伝えてあげる事で部下は自分に自信を持つ事が出来ます。
また、期待された結果が明確にある事で、そこに向かって細かな判断を自分で出来るようになります。そうやって自分で考えて行動すると、この仕事を選択しているのは自分だという認識をし、やらされているという気持ちが無くなってモチベーションが上がっていきます。
ココがポイント
- 部下に与えられた役割と責任を明確にしましょう
- それをしっかり本人に伝えてあげましょう
③何の為にその仕事が与えられているかを理解出来るようにする
どんな仕事にも意味があります。誰にでも出来るように感じる事務作業やデータ入力であったとしても、それによって生まれる次の仕事があり、それを実行する人達がいてその為にやっているのだと理解出来れば、単調な作業でもやりがいを見いだしていけるでしょう。
また、自分たちのゴールの先にあるもっと大きな目的や次のゴールを理解してれば、同じように資料作成に取り組んでも、相手のニーズやその先に更に必要になる物に対して考え準備し取り組めるので、より高い評価を得られる結果に繋がりやすくなります。
それを部下に理解させる事で、自主的に仕事に取り組むようになっていける人が増えてくるでしょう。
ココがポイント
- 何の為にその仕事があるのか理解出来るようにしてあげましょう
- ゴールの先を考えるようにサポートをしましょう
④達成基準を明確にし共有する
よくあるのが部下は出来たと思って提出したが、出されたものが基準に満たない、期待と違うというパターンです。
これを防ぐには、最初にいつまでに、どのような、どれくらいのものであれば良いのかをしっかりと共有しておく事が重要です。
見本があればわかりやすいですが、あったとしてもそれだけで全てが伝わっていると思わない方が良いでしょう。部下が認識しているゴールを説明してもらい、自分の認識とすり合わせておく事で基準のズレを防ぐ事が出来ます。
相手には当然わかっているだろうという考えだと失敗してしまいますので注意して下さい。
ココがポイント
- 仕事の達成基準を具体的に明確にしておきましょう
- それを本人とすり合わせズレをなくしておきましょう
⑤達成した後に得られる経験や報酬を理解させる
その仕事を達成する事によって、部下がどんな経験をしどんな事が出来るようになるのか、その先にはどんなチャンスがあるのかを提示してあげましょう。
今取り組んでいる事の意味が理解出来ず、仕事にやりがいを見いだせない人は沢山います。そんな人にとって、この仕事をする事でこんなスキルや経験が得られるという事や、この部署で何年位頑張ると次のチャンスがあるという今ここがゴールではなく未来に向けての大切な通過点である事を示してあげる事で目標が目先のものから数年後へとシフトしていきます。
また将来の自分のビジョンをイメージ出来るようなキャリアデザインを描く事を実施するのも良い方法です。自分の為に頑張っているという意識が生まれ目の前の仕事に意欲的に取り組んでいく切欠になります。
ココがポイント
- 取り組んでいる仕事によって得られる知識や経験を教えてあげましょう
- キャリアデザインを描かせてあげましょう
⑥状況によってチャレンジ出来る場面を作る
毎日同じ事の繰り返しが続くと、その仕事内容に飽きてしまってモチベーションが下がる人もいます。
仕事が安定してきたな、ずっと同じ事ばかりでやる気が落ちているなという人には、今までより少し難しい仕事を与えてあげると良いでしょう。
また、アイデアを出したり自分の意見が採用されるような機会を設ける事で、今まで以上に考えながら仕事に向き合って意欲が増すという事もあります。
新しい事に挑戦する事は本人の成長にも繋がりますので、仕事の状況を見ながら可能であればチャレンジの場を作ってあげられるようにしましょう。
ココがポイント
- 新しい仕事に挑戦出来るチャンスを作ってあげましょう
- 部下の意見を取り入れる機会を設けてみましょう
⑦失敗をサポートする体制を作る
失敗した時にどうして失敗したのか、その原因を探って改善する事が出来る環境やコミュニケーションを心がけましょう。
失敗を頭ごなしに叱られると部下は委縮してしまい、失敗しないようにリスクがなく成果も少ない選択をするようになってしまいます。また、最悪な場合は失敗を報告せず隠そうとしてしまうようになるでしょう。
失敗は誰にも起こる事ですので、どうして失敗してしまったのか、それをどうやって改善していくのかを冷静に分析し、部下と共に解決出来るようにしていきましょう。
また、「何故」を相手に突き詰めすぎると部下は自己防衛に入ってしまい本当の事を伝えてくれなくなります。「何が問題だったかな?」と置き換える事で自分が責められているのではなく、原因を知りたいという事を理解してくれやすくなります。
ココがポイント
- 失敗しても相談できる環境・コミュニケーションを心がけましょう
- 部下と共に解決し成長の切欠にしていきましょう
⑧評価は公正に行う
自分の頑張りが認めて貰えないとモチベーションは上がりません。
報酬や評価が偏っていたり、どんなに成果を出しても何に評価されているか不透明だったりするとだんだんやる気も無くなってしまいます。
意欲的に仕事に取り組んでいる人ほどこの傾向がありますので、せっかくモチベーション高く仕事に当たってくれていた人が結果的にやる気を失ってしまうという事にもなりかねません。
リーダーも人間ですので、コミュニケーションの取りやすい相手そうでない相手もあると思いますが、リーダーとして客観的に仕事ぶりを観察し、誰にもわかる評価基準で評価してあげる事が重要です。
ちょっとした事でも気づいたタイミングでフィードバックしてあげたり、労いの言葉をかけてあげる事も部下にとっては大きな上司からの評価になりますので、ぜひ実施してあげて下さい。
ココがポイント
- 客観的に誰にでもわかる評価基準で評価するように心がけましょう
- 日々の声かけも部下にとっては重要な要素である事を意識しましょう
⑨適切な勤務環境を整える
毎日が残業続きだとか休日も仕事があるという状況が続いてしまうと、十分な休息がとれず体が疲弊してしまいます。
疲れた体で無理をして働いていてはモチベーションは上がりにくくなります。
チームに任された仕事の内容によっては残業も致し方ないという場合もあるかもしれません。ですが、それを出来る限り最初の段階で無茶過ぎるスケジュールにならないように調整するのはリーダーの役割です。
また、交代で定時アップするとか、休憩時間だけはしっかり取るなどといった工夫も必要です。そんな時はチーム全体が公平に休息を取れるようにしましょう。
ココがポイント
- 出来る限りしっかりと休息を取れる環境を整えましょう
- チーム全体の仕事量や休憩・休息のバランスを調整しましょう
⑩自分の余裕はあるか、自分のモチベーションは大丈夫か見直す
これは本当に大切なのですが、リーダーの皆さんはついついチームの成果や部下の様子に気を配り過ぎて自分の事を後回しにしがちです。
自分自身に余裕が無くなってしまうと、周りの事が見えなくなったり、必要以上に厳しいコミュニケーションを取ってしまったり、判断が鈍ってしまいがちです。リーダーに余裕がないと部下も相談しにくくなり、失敗を隠そうとしたりしてしまいます。
求められる事も多く、やりがいもある立場ですが、それで自分が追い詰められてしまわないように注意しましょう。
本来、部下のモチベーションは本人がコントロールすべきものです。出来るサポートは惜しまず与えてあげて、そうした結果上手くモチベーションが上がらなくとも、あなたに出来る事を実施したなら後は本人が頑張るべき所です。無理に背負い込みすぎないようにしましょう。
ココがポイント
- 自分の余裕が無くなるような状況を作らないようにしましょう
- やるべき事をやったら後は本人の頑張る部分です、全てを背負わないようにしましょう
まとめ
いかがでしたか?
今回はチームを率いるリーダーの為の部下のモチベーションを上げる方法10選をご紹介してきました。
リーダーの皆さんは部下やチームを牽引し、仕事の成果を出し、上司の期待に応えといった風に、やる事がとても多く本当に大変です。
本来はモチベーションを上げるのはそれぞれ自分自身だという事を念頭に置きながら、自分の与えられた役割と責任の範囲を自分でしっかり理解しましょう。
チームや部下の事を気にするあまり、リーダーの皆さん自身が疲弊してしまわないように自分のケアもしていきましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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