こんにちは、まゆこです!
仕事と子育てを両立している人、これからそうなるという人、将来に向けて考えている人は沢山いるでしょう。
そんな皆さんですが、両立する事に不安を感じていたり、上手く出来なくて悩んでいたり、もう無理だと思ってしまっていませんか。一人で考えて悩んで頑張りすぎてしまっていませんか。
今回は、私自身が仕事に追われながらもなんとか双子を育ててきた経験や、職場で受けた相談内容の中から、同じように働く女性の方々が直面する仕事と子育てが辛い人の抱える悩みと両立のポイントをまとめました。
両立が上手くいかないと感じている方、気持ちや体に余裕がないと思う方、疲れた、限界だと感じてしまった方にぜひ見て頂きたいと思います。
仕事と子育ての両立が難しい理由
仕事と子育てのバランス
私も働きながら双子の子育てをしてきました。入社した頃は女性社員自体が少なかったのですが、社会の流れと共に女性比率は上がり辞める前には4割くらいが女性になっていました。
育児中は、まだ社内に子育てをしながら働く社員がほぼいなかった事もあり、周りに相談も出来ず試行錯誤しながら働いていたものです。
社内の女性が増えるにつれ、仕事の相談やカウンセリングの際に

私にも出来るでしょうか?
という質問を多くされるようになってきました。
結論を言うと
大丈夫、やりようはあります!
とお伝えしたいです。
仕事と子育てはそれぞれがどちらも大変で、それを両方やるのですから難しくない訳ないというのが本当です。
だからといって、仕事を辞めるしかないのか、無理するしかないのか、我慢するしかないのかという訳ではありません。ちょっとした工夫や自分の中の気持ちの切り替えで、上手くバランスを取ってく事を意識して難しさを乗りこなしていけるようになります。
一番の問題点
仕事と子育てを両立しようとしている人にとって一番の問題は一人でやる事の多さです。
家事、育児、仕事はそれぞれ一つだけとってみても大変な労力が必要です。それを全てやらなければならないという状況は時間的にも体力的にも気持ち的にもしんどいもので、無理だと感じてしまっても仕方ありません。
また、全てを一人で完璧にこなすことは不可能です。真面目な人程上手くいかなくて悩む事が多くなるでしょうし、周囲のサポートを受ける事でさえも自分が出来ないからだと感じてしまったりします。
そうやって心身ともに疲弊してしまう人がとても沢山いるのです。
仕事と子育てを両立している人の悩み
①自分の時間が取れない
とにかく毎日やる事が多い為、自分の時間どころか日々のタスクが終わらないような状況に心も体もへとへとになってしまいがちです。
起きてから寝るまで自分の時間が全くないなんて事もざらにあります。仕事が休みの日だって子育てや家事が無くなるわけではないので、一人でゆっくりする時間が取れる訳ではありません。
そんな日が続くと、じわじわとストレスが溜まり気持ちがネガティブになってしまったり、自分以外の他の人への不満が溜まったりしてしまう事もあるでしょう。
②心身の疲労
自分の時間を削っても終わらない育児や家事。まだ明日の準備が、あそこの掃除が、洗濯が、とやる事が溢れていると思ってしまうと睡眠時間を削ったり疲れても休まずに色々な作業を進めてしまったりします。
そうした積み重ねられた無理は、体力を削って体調不良を引き起こしたり、気持ちの余裕を失って心に大きなストレスと抱える事になってしまいます。
みんながやっている事だから、他に誰も出来ないから、自分がやらないといけないからと自分で自分を追い詰めてしまうのです。
③気持ちに余裕が持てない
身体の疲労が蓄積し、やる事が毎日毎日山積みになっている状態が続くと自分の気持ちに余裕が無くなってしまいます。
イライラして些細な事でも気になったり、小さな事で落ち込んだりとネガティブな思考に偏っていってしまいそんな自分にまた落ち込んで、という悪循環になりがちです。
子供やサポートしてくれる家族に対しても上手く向き合えなくなってしまう場合もあり、それがまた悩みの原因になってしまいます。
④家族が協力的ではない
自分はこんなに一生懸命やっているのに、どうしてこれ位やってくれないんだろう、どうして理解してくれないんだろうと感じてしまう時があります。
サポートしてくれても、同じ気持ちのベクトルで向き合ってくれていないと感じ、頑張っているのは自分だけという思いにかられてしまいます。
また、全く手伝おうとしない、あなたがやるのが当たり前だという家族の場合はもっと大変です。気持ちだけでなく労力としても大きな負担としてあなたにのしかかってきてしまうでしょう。
⑤職場の理解が得られない
子供の体調不良で急に仕事を休まないといけなくなるのは、誰でも起こりうる事です。
ですが、それを理解出来ない上司がいたり、理解しようとしない雰囲気の職場だったりすると大変です。
理解の無い職場だと休みの為の連絡をする度に憂鬱な気持ちになってしまう事も。
「またなの?」「急だね」「何回目?」など、悪気がなくても相手の心ない言葉に傷ついてしまって仕事へのモチベーションも下がってしまう事もあります。
⑥子育てがきちんと出来ているか不安
自分はちゃんと子育て出来ているのかな、と不安にならない人はいないのではないでしょうか?
子育てには正解がありません。比べるものではないと思っても兄弟や親戚、同級生と比較してしまったり、時には子育て先輩のアドバイスが悪い方へ影響して私のやり方は間違えているのかなと感じてしまったりします。
食事はこれでいいのか、叱り方は間違えてないか、成長速度はこれが普通なのかなど、どうやって関わって、どう見守ればいいのか分からずに沢山の不安に押しつぶされそうになってしまう事もあります。
⑦金銭的な不安がある
子育てに関する不安の要因で最も多く上げられるのが金銭的な不安です。
結婚出産を機に職場や勤務形態が変わり、以前と同じ収入ベースでなくなって収入自体が下がってしまった人は、家計の見直しを余儀なくされます。
また、子育ての出費だけでなく将来の子供にかかる費用を考えて不安を感じる人も多く、子育てには安定した収入と雇用が必要だと感じる人が殆どです。
本当は育児に専念したいけれど、金銭的な理由から仕事と子育てを両立せざるを得ない人は沢山いるのです。
子育てと仕事を両立するメリット
子育てと仕事の両立は、問題点や嫌な事ばかりが目についてしまいます。ですが、両立している事で得られるものもあります。
子育て中はどうしても大変な事や緊急な事が気になってしまいますが、頑張っているあなたが生み出しているものもちゃんとあるのです。
収入の確保
子育てをしながら仕事を頑張っている事の大きな目的は収入です。当たり前ですが、日々の生活に追われ過ぎて何の為に働いているんだっけと自分でもよくわからなくなってしまいがちです。
これからの生活、子供の成長に合わせて必要な費用を賄う為に必要だから一生懸命頑張っているのです。
当たり前ですが、働いていないより働いている方が「お金」を得る事が出来ます。その収入があるお陰で今日を過ごして明日に備えていられる。あなたの頑張りは明日の家族の為にとても大きく貢献しているんです。
家庭とは違う自分の居場所を作れる
子供を育てる事は楽しい事ばかりではありません。上手くいかなくて悩んだり、これでいいのかと不安になったり、出来ない事が目について、時には自分がとても駄目な人間のように感じてしまう事もあるかもしれません。
そんな時、家庭以外の場所で自分のコミュニティがある事はとても良い事です。
愚痴を聞いてもらったり、相談したりする事で不安や不満を減らす事が出来ます。
また、子供と関係ない一個人としての自分を見てくれる場所がある事で自分の価値や意味を見失わないでいられる場合もあります。
子育ての経験を仕事に活かせる
とにかく子育ては初めてずくし、二人目の子供だから大丈夫でしょう?なんてとんでもありません。一人ひとり違って驚いたり、嬉しかったり、大変だったり、不安だったりと感情も大忙しです。
家事をこなしながら子供の様子も見ないといけませんし、子供の成長の為に自分も成長していきます。どうしたら良くなるのか沢山考え、辛抱強く待ち、時には耐えながら頑張っています。
そんなマルチタスクは仕事に置き換えるとかなりのハードワークです。相手に合わせる事も、いくつもを同時に進める事も、予定通りに行かない物事に対処する事も、あなたは他の人よりたくさん経験し、身に着けていっているのです。
頑張っているあなたの背中を子供は覚えている
子供は、自分の為そして家の為に頑張っている姿をしっかり見ています。
仕事をする事で子供との時間を十分に取れないと悩む人はとても多いです。目いっぱい時間を子供にかける事が出来たら、もっと子供と余裕をもって過ごせるんじゃないかなと感じる事もあるでしょう。
ですが、あなたが頑張っているのは子供や家を守る為です。忙しい中で日々出来る限りの事をしています。
保育園や幼稚園に預ける時に泣かれてしまって悲しくなる事もあるでしょう。行事に行けなくて悔しい気持ちになる事もあるでしょう。だけど、そうやってあなたが頑張っている姿はお子さんの心にしっかり残っていって感謝の気持ちや成長の種となっていくのです。
両立する為のポイント
①家事はシンプルに労力を最低限にしよう
何事にも一生懸命に取り組むのは素晴らしい事ですが、全部を完璧にやるのは不可能です。無理してそれを目指すと心身共に限界が来てしまいます。
手を抜ける所は手を抜いて、無意識に思いがちな「こうでないといけない」という気持ちの呪縛から自分を解放してあげましょう。
レトルト食品やお惣菜で乗り越える日があっても全然問題ありません。楽してはダメとか、そんなんじゃ愛情が伝わらないなんて事は絶対にありません。
毎日料理をしっかり作っている人は勿論素晴らしいですが、だからといって自分で作らない人が悪ではないし、その分の労力を他に使うと選択しただけであって、人それぞれ自分に合った選択をしていけば良いだけです。
②周囲のサポートをしっかり使おう
家族のサポートは勿論ですが、それ以外にも公共のサービスを活用して自分の負担を軽くしましょう。
地域特有のサポートサービスもありますのでそれらを活用したり、金銭的に余裕があるなら家事代行などの有料サービスを使うのも良い方法です。家族に頼むのでは無い分、お願いしているという負い目のような気持ちも持たずに負担を減らせるので時間と気持ちの余裕が生まれます。
③家族は期待しすぎず感謝するでちょうどいい
家族のサポートは期待しすぎない事がポイントです。自分を同じようにやって欲しいとか、ここまで考えてやって欲しいとか思ってしまうと、後でがっかりしてしまいます。
自分のやって欲しい事よりも、この作業なら出来そうとか、これをやりたそうとか、これならちゃんと出来てなくても自分的に許容出来るというようなものを選んでサポートをお願いするようにしてみて下さい。
最初からあまり期待していない方が終わった時に思ったより出来ていると感じられて、感謝の気持ちも素直に伝える事が出来ます。
④仕事は調整がつきやすいものを選択しよう
子育てをしていると絶対に避けて通れないのがイレギュラーな予定変更です。
子供の急な体調不良で病院に行かなければならなくなったり、学校や保育園を休まなければいけなかったり、病理保育などの預かり先を探したりなど沢山あります。また、時期によっては学級閉鎖や学年閉鎖で数日子供が家にいる事になってしまったりもするでしょう。
そんな時に代わりが見つけやすい職場である事や、時間の調整が可能である事はとてもありがたいですよね。
実際、このような時に仕事を休んだり、代わりを探す事が気持ちの負担になると感じる人は沢山います。少ない人数でまわしているような職場だったり、子育てに理解が無い職場だとなかなか言い出しにくいですし、後から嫌味や文句を言われてしまって、ただでさえ看病で疲れているのにストレスの追撃を受けてしまいます。
⑤子育ては時間の長さより気持ちを重視して
仕事をしているとその分子供と一緒に過ごす時間が短くなってしまっていると感じる事もあるでしょう。
そんな時は、触れ合える時間の長さではなくその密度を意識してみて下さい。寝る前の少しの時間だけでも本を読んであげる、お風呂の間はお子さんの話を聞く時間にするなど、なんでもいいんです。
あなたがお子さんの為だけに使う時間を作ってあげてみて下さい。本当に5分でも10分でもいいのでその時間を大切に過ごして下さい。そしてその時間をあなたも楽しんでみて下さい。それで大丈夫です。
幸せな時間はどれだけ長かったかよりも、どれだけ心に響いたかが大切です。
⑥正解は一つじゃない
他の誰かが家事も育児もきちん出来ている様子を見て、どうして自分は出来ないんだろうなんて考えていませんか?また、子供はきちんと育てないといけないという漠然とした不安に追い込まれていませんか?
子供が一人ひとり違うように、育てる側の私たちも一人一人得意不得意があります。短時間でパパっと楽しく料理が出来る人もいれば、料理するだけでも気が滅入るという人もいるでしょう。
特に今はSNSの浸透で他者と自分を比較する事がどんどん日常になってきています。ですが、他の誰かと同じようにする必要は全くありません。子育てに「これが正解」が無いように、あなたのやっている事が間違えているとか、失敗しているという事はないのです。
自分らしく、無理なく出来る事を意識しましょう。
⑦自分一人で頑張りすぎるのはやめよう
これが正解というものが無いため、子育てはここまでやれば大丈夫というラインが見つけにくいですよね。
その為、頑張りやさんな人程どこまでも一生懸命に家事にも育児にも、そして仕事にも手を抜けずに取り組んでしまいがちです。
ですが、それで自分が体調を崩したり、ストレスが溜まって心を病んでしまうようになっては元も子もありません。自分が頑張りすぎていないか、余裕が無くなってないかと考えてみて下さい。
忙しいでしょうが、少しでも自分の時間を作って趣味を楽しんだりやリフレッシュする事は重要です。さぼっているわけでも悪い事をしていわけでもありません。
身体や心のメンテナンスをする事は当たり前の事です。
今日も明日も大変な毎日を頑張っている自分を褒めてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は仕事と子育てが辛い人の抱える悩みと両立のポイントまとめをご紹介してきました。
子育ても仕事も大変な事は多いですし、辛いと感じる事も、もうダメだと感じる事もあるでしょう。
ですが、そんな時こそ「大丈夫、私は頑張っている」と自分に言ってあげて下さい。
他の誰でもなくあなた自身が認めてあげて下さい。
そうして無理しすぎないように、忙しい日々を乗り越えていけるようにしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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